日本の伝統的な挙式様式の神前結婚式。
最近では、お客さまを招待せずふたりで、あるいは親族だけで結婚式を行うカップルも増えているようです。
しかい、いざ結婚式をするとなると神前挙式になじみがないたあめ、どこに相談してよいのか、費用はどれぐらいかかるのか不安な人も少なくないのではないでしょうか。
今回の記事では、私の体験から「小さな神社結婚式」の準備から挙式までの様子と、概算費用などを一例としてご紹介させていただきます。
- 「家族のみの神社結婚式」とは?
- 「家族のみの神社結婚式」がおすすめな3つの理由。
- 「家族のみの神社結婚式」の費用は?
- 「家族のみの神社結婚式」の良さ
- 我が家は「もりおかかいうん神社」で行いました。
- 「家族のみの神社結婚式」では、2つの問題に直面しました。
- 「小さな神社結婚式」にも色々な形があります。
- 最後に ブライダルコーディネータSさんについて
「家族のみの神社結婚式」とは?
「家族のみの神社結婚式」とは、親戚や友人・知人などは招かず、新郎新婦と親族(親・兄弟姉妹など)だけで行う神前結婚式をいうようです。
一般的な結婚式では、“挙式+披露宴・お披露目パーティ”などが行われると思いますが、「家族のみの神社結婚式」の場合は、挙式のみ行う事例が多いようです。
神前結婚式のプログラムは、まず心身の浄化である修祓の儀から始まります。
次に、神への祈りと感謝を込めた祝詞を捧げ、三献の儀で神酒を捧げます。
その後、新郎新婦が指輪を交換し、誓いの言葉を奏上し、最後に玉串を捧げて拝礼し、式を締めくくります。
神社によって若干の違いがあるようです。
「家族のみの神社結婚式」がおすすめな3つの理由。
1.親密さと温かさ:
家族だけの小規模な式は、より親密で温かな雰囲気となり、大切な瞬間を最も近い家族と共有することで、結婚式がより心に残るものになると思います。
2.経済的な負担の軽減:
家族のみの式は、招待客が少ないため、大規模な結婚式に比べて経済的な負担が軽減されます。これにより、新郎新婦は費用を節約し、他のことに予算を充てることができます。
3.シンプルで心地よい計画:
家族のみの式は計画もシンプルで済み、結婚式の準備のストレスを減らすことができます。小規模ならではの柔軟性により、カップルはより個性的で自分たちらしい式にすることができます。
「家族のみの神社結婚式」の費用は?
「家族のみの神社結婚式」の費用は、一般的には20万円~50万円程度のようです。
私の経験事例ですと、あるブライダルコーディネータさんの「神社挙式プラン」でお世話になりましたので、他の費用を含めほぼ30万円で収めることができました。
費用(税込)の内訳は、以下のとおりです。
1.神社挙式プラン 20万円
初穂料・新郎新婦の衣装・お支度・かつら・写真(1ポーズ)がセットのプラン
2.衣装関連の小物品レンタル料など 1万円
3.神前への供物・関係者へ御礼お菓子代など 2万円
4.挙式後の食事費、スナップ写真代 3万円
5.他諸経費 2〜3万円
(注)初穂料は、神社に納める謝礼で挙式料に相当します。
衣装代は、白無垢和装のレンタル代で、お色直しはしませんでした。
ヘアメイク代は、結婚式当日のヘアメイクの代金です。
写真撮影代は、結婚式の様子を写真に残すための費用です。
「家族のみの神社結婚式」の良さ
「家族だけの神社結婚式」を選ぶメリットを、若い世代風にいえば、こんな会話になるのでしょうか?
「家族だけの神社結婚式」にするといいことがいっぱいあるんだよね。
まず、「ほっこり家族時間」がすごく大切。大きな式より小さくても、家族との繋がりが深まるから、もっと特別な時間になるんだ。
一緒に写真を撮ったり、昔の話に花を咲かせたりして、家族の絆を新たに感じられるよ。しかも、神社の神聖な雰囲気の中で、愛を誓い合う瞬間を家族だけで分かち合えるから、その感動は一生の宝物になるね。
次に、「お財布に優しい」っていうのも大きいメリットだよ。家族だけだから、結婚式の費用をぐっと抑えられる。
これで、節約したお金で新婚旅行に豪華な場所に行けたり、新居の家具をグレードアップできたりするんだ。お金の心配を減らせるから、結婚式の準備ももっと気軽に楽しめるね。
最後に、「準備ラクラク」もポイント高い!大規模な結婚式は準備がめちゃくちゃ大変だけど、家族だけなら、何をするにもシンプルでストレスフリー。お互いの好みを活かしたオリジナルな式を考えられるし、準備の過程も思い出深いものになるよ。家族と一緒にアイデアを出し合って、楽しく準備できるのがいいよね。
我が家は「もりおかかいうん神社」で行いました。
どちらの神社さんでお世話になるか任されたこともから、盛岡在住の私は「家族のみの神社結婚式」に「もりおかかいうん神社」さんを選びました。
これまで七五三などの参拝で訪れたり、数回小さな仕事で出入りした経験があったことからご縁を感じ、「家族のみの神社結婚式」を宮司さんに相談させていただきました。
宮司さんに快くご了解いただいた上に、ブライダルコーディネータS氏までご紹介いただいたことで、私たちの希望に沿った「家族のみの神社結婚式」を挙げられたのだと感謝しております。
もりおかかいうん神社公式サイト http://kaiunjinja.jp/
「家族のみの神社結婚式」では、2つの問題に直面しました。
1.挙式前の新婦の“かつら合わせ”
新婦が綿帽子を装うには、頭の大きさや形にあった“かつら合わせ”が大切でした。
“かつら”が新婦にあわないと不恰好なものになってしまうので、“かつら合わせ”は新婦の装いを形の良いものにするため欠かせない確認事項でした。
しかし、息子夫婦の帰国・帰省期間が2週間しかなく、“かつら合わせ”はスマホの写真とおおよその身長・体型をお話することで、その準備に対応していただきました。
2.挙式直前の“新婦衣装選び”
新婦にとって“衣装選び”の時間は、男性が思う以上に重要です。
さまざまなデザインや色の衣装を見せていただき、似合いそうな衣装を試着しながら、気に入った衣装を決める時間でもあります。
結婚式の準備の中で重要なこの衣装選びも、挙式直前しか時間がない状況でしたが、ブライダルコーディネータさんの事務所で、色々な白無垢や色打掛の中から、新婦が気に入った“白無垢”を選ぶことができました。
「小さな神社結婚式」にも色々な形があります。
我が家で行った「家族のみの神社結婚式」も、「ふたりだけの神社結婚式」も、「小さな結婚式」の1つの形といえますが、他にも「結婚報告祭※」という神事があることを「もりおかかいうん神社」の宮司さんより教えていただきました。
※結婚報告祭(2万円)/スーツなどの正装で、神様に結婚の報告を行う神事
結婚する二人の事情や都合にふさわしい形で、神様の前で結婚を誓う神社結婚式をおすすめします。
最後に ブライダルコーディネータSさんについて
今回の「家族のみの神社結婚式」では、「もりおかかいうん神社」の宮司さんとブライダルコーディネータSさんにご協力いただき、スムースに低予算で行うことができました。
あらためて御礼申し上げます。
この記事についてブライダルコーディネータSさんのご了解がえられれば、後日お名前・連絡先など公開し、「小さな神社結婚式」をお考えの方に参考にしていただければと思います。
プライベートな事を記事にしてしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。