時間は限られていても、盛岡の魅力は無限大!半日で巡る厳選モデルコースで、歴史ある街並み、絶品グルメ、息をのむ自然美を体験しましょう。
盛岡の文化と伝統と自然を手軽に楽しめる「半日で楽しむ3つのコース」をご紹介します。
◆盛岡観光モデルコース・半日A案◆
盛岡は、岩手県の県庁所在地で、東北地方を代表する都市です。
歴史的な建物や自然の名勝地、グルメなど、さまざまな魅力があります。
盛岡観光を半日で楽しむには、これからご紹介するモデルコースがおすすめです。
このコースでは、盛岡市内の代表的な観光スポットを、半日で回ることができます。
<午前>盛岡駅→盛岡城址公園→盛岡歴史文化館
盛岡駅からスタートし、歴史的な盛岡城跡公園へ。
豊かな緑と歴史的建造物が調和するこの公園では、盛岡の歴史と自然を同時に楽しめます。
その後、盛岡歴史文化館で盛岡の文化遺産に触れ、地域の歴史と伝統をすこしでも理解すると楽しさが広がります。
●盛岡駅から盛岡城跡公園へ
もりおか歴史文化館は、盛岡城跡公園内にある博物館で、盛岡の歴史、文化、民俗に関する資料を展示しています。
常設展示では、盛岡の縄文時代から現代までの歴史をたどることができます。
また、南部鉄器や盛岡刺繍などの盛岡の伝統工芸品も展示されています。
盛岡の歴史と文化の具体例としては、以下のようなものがあります。
- 盛岡の縄文時代から現代までの歴史
- 南部鉄器などの盛岡の伝統工芸品
- 盛岡刺繍などの盛岡の伝統工芸
- 盛岡の祭り、盛岡さんさ踊りなど
<午後>盛岡八幡宮・岩手銀行赤レンガ館・ショッピングやグルメ
午後は、神聖な盛岡八幡宮へ。心安らぐ空間で祈りを捧げ、心の洗浄を体験してください。続いて、岩手銀行赤レンガ館の美しい建築を訪れます。
最後に、地元のショッピングやグルメを楽しんで、盛岡の味と雰囲気を満喫しましょう。
盛岡八幡宮を参拝、祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后です。見どころは、朱塗りの楼門と本殿、御神木と宝物殿でしょうか。
・朱塗りの楼門: 盛岡八幡宮の楼門は、朱塗りが美しく、国の重要文化財に指定されています。
・本殿: 本殿は、江戸時代の建築様式で建てられており、国の重要文化財に指定されています。
・御神木: 御神木は、樹齢約1000年のケヤキで、盛岡市の天然記念物に指定されています。
・宝物館: 宝物館には、盛岡八幡宮に伝わる宝物や資料が展示されています
盛岡八幡宮 案内図
新設トイレ【公式】盛岡八幡宮|岩手県
<一言>
新設の多機能トイレは、授乳室やオムツ台、子ども専用のトイレも設置していますので、お子さま連れの観光・参拝の際も安心です。
●岩手銀行赤レンガ館を見学
岩手銀行赤レンガ館は、1911年(明治時代)に盛岡銀行本店としてに建てられた、赤レンガ造りの建物で、現在は、岩手銀行の歴史資料館として利用されています。
設計は辰野金吾・葛西萬司建築事務所によるもので、東京駅舎も手掛けた辰野金吾の唯一の東北地方における遺構です。
見どころは、ルネッサンス様式を取り入れた赤と白のコントラストが美しい外観です。また内部は、当時の銀行業務で使用されていた金庫室や応接室などを見学できます。
講演会やコンサートなどのイベントが定期的に開催されていますので、訪れた時にイベントがありましたら、ぜひ覗いて見てください。
●盛岡駅周辺で買い物やグルメを楽しむ
盛岡駅周辺には、お土産屋さんや飲食店が数多く立ち並んでいます。
盛岡三大麺である冷麺やわんこそばを味わうのもおすすめです。
もちろん、ご自分のお好みや時間に合わせて、観光コースや食事を変更することもできます。例えば、
- 文学ファンなら、啄木新婚の家や少し足を伸ばし宮沢賢治童話村を訪れる
- 自然好きなら、岩山展望台や盛岡市動物公園を訪れる
- 麺好きなら、盛岡の三大麺(盛岡冷麺やわんこそば、じゃじゃ麺)を堪能するなど、さまざまな楽しみ方ができます。
盛岡は、川沿いの美しい風景も魅力的です。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々楽しめます。ぜひ、盛岡の魅力を堪能してください。
◆盛岡観光モデルコース・半日B案◆
盛岡には、まだまだたくさんの観光スポットがあります。
半日で他の観光コースを楽しみたいなら、以下のようなものがおすすめです。
このコースでは、盛岡の景観と歴史文化を楽しむことができます。
<午前>盛岡駅→盛岡城跡公園→野の花美術館
盛岡駅から出発し、まずは自然豊かな盛岡城跡公園を訪れます。
続いて、野の花美術館で地元の芸術と自然の魅力に触れ、盛岡の文化的側面を体験しましょう。
※盛岡城跡公園については、“半日A案”でのご紹介をお読み下さい。
●盛岡駅から盛岡城跡公園へ
●盛岡城跡公園の散策(石垣や池などを見学)
●中津川沿いの散策と深沢紅子“野の花美術館”を見学
盛岡の街を流れる清流中津川沿いを、美しい自然と歴史を感じながら散策し、疲れた体と心をリフレッシュ。
さらに、画家・深沢紅子の繊細な水彩画の世界に浸る深沢紅子野の花美術館で、花絵の世界に浸り心を癒し、美術館のカフェでティータイムはいかがでしょうか。
感性を磨き心を豊かにするひとときが味わえるコースです。
<午後>岩山展望台・岩手銀行赤レンガ館・肴町でショッピング
午後は、盛岡の街並みを一望できる岩山展望台へ。
●岩山展望台から岩手山の雄大な景色を眺める
岩山展望台:盛岡駅から車で約15分の場所にある岩山展望台は、標高約340mの高台に位置する展望台です。
盛岡駅から車で約15分の場所にある岩山展望台は、標高約340mの高台に位置する展望台です。
昼間は、盛岡市街地が眼下に広がる壮観な景色が、夜は盛岡市街地の夜景が美しく輝き、ロマンチックな雰囲気を味わえます。盛岡のデートスポットにもなっています。
※アクセス/JR盛岡駅から車で約15分、盛岡駅からバスで約30分、駐車場あり
●岩手銀行赤レンガ館を見学
美しい景色を楽しんだ後は、岩手銀行赤レンガ館の歴史的建築を訪れます。
※盛岡城跡公園については、“半日A案”でのご紹介をお読み下さい。
最後に、地元のショッピングやグルメスポットで、盛岡の味覚を堪能しましょう。
●盛岡 肴町アーケードで買い物やグルメを楽しむ
盛岡・肴町アーケードは、盛岡の中心部に位置する、伝統あるアーケード街です。
1961年に完成した盛岡・肴町アーケードは、東北地方初のアーケード街として誕生しました。当時は、盛岡のメインストリートとして多くの人々で賑わいました。
約400メートルのアーケードには、約100店舗が軒を連ね、ファッションや雑貨、飲食店など、さまざまなお店が揃っています。
現在は、地元の商店主や市民が協力して、イベントやキャンペーンを積極的に開催することで、アーケード街の活性化に取り組む飾らない盛岡らしさが感じられる場所です。
◆盛岡観光モデルコース・半日C案◆
このコースでは、盛岡の歴史と文化を体感することができます。
<午前>盛岡駅→材木町・光原社
●盛岡駅から材木町へ、伝統的な町並みを散策●
盛岡駅から始まるこのコースは、伝統的な街並みが残る材木町へと向かいます。
盛岡市材木町は、江戸時代に北上川の舟運で運ばれた木材の集積地として栄えた町です。
その名残として、現在でも町内には材木店や木工関連の店が多く軒を連ねています。
●宮澤賢治ゆかりの光原社で、全国の民芸品を見る
材木町で盛岡の古き良き時代の雰囲気を感じた後、光原社で穏やかな時を過ごし、心を落ち着かせましょう。
光原社は盛岡高等農林学校で1年後輩だった及川四郎氏が、1928年に盛岡市内に東北農業薬剤研究所を設立し、農薬製造販売や農業教科書出版を始めました。
花巻農学校教員時代の宮澤賢治は、膨大な童話の原稿を及川氏に預け、1933年には「注文の多い料理店」を光原社名義で出版しました。
社名は賢治が命名し、童話集「春と修羅」の奥付にも光原社が発行元として記載されています。
その後、光原社は出版社としての活動は休止していましたが、現在は民藝品販売店として営業しています。店内には、賢治直筆の原稿や書簡も展示されています。
<一言>
中庭の可否館は、コーヒー好きならぜひ立ち寄りたい場所です。
<午後>盛岡八幡宮・岩手銀行赤レンガ館・盛岡駅で買い物
午後は、美しい自然に囲まれた盛岡八幡宮へ。
参拝後、岩手銀行赤レンガ館で歴史を感じることができます。
最後に、盛岡駅周辺でショッピングを楽しみ、盛岡の魅力的な商品を探索しましょう。
●盛岡八幡宮を参拝
●岩手銀行赤レンガ館を見学
●盛岡駅周辺で買い物やグルメを楽しむ
- 北上川沿いに伸びる材木町は、江戸時代から続く伝統的な町並みが残るエリアです。
- 古民家や蔵などの建物が立ち並び、かつて木材(材木)取引の中心地であったことなど、昔懐かしい雰囲気を楽しむことができます。
- 午前中に材木町の散策を満喫した後に、盛岡八幡宮や岩手銀行赤レンガ館を訪れれば、盛岡の歴史と文化を深く理解することができます。
もちろん、これはあくまでも一例です。自分の興味や時間に合わせてコースをアレンジしてください。