盛岡観光は何もない?モデルコース半日.穴場.でんでんむし観光をご紹介。

盛岡観光は何もない?という貴方に、盛岡観光モデルコース,半日コース,穴場スポット,散歩コース,でんでんむし観光などをご紹介しています。

盛岡観光・穴場|盛岡の歴史を再発見:もりおか町家物語館の魅力とは?

“もりおか町家物語館”再訪

もりおか町家物語館(総合案内)

もりおか町家物語館 母家:総合案内

2023/11/12(日)

今にも初雪が降りそうな寒さの中、“もりおか町家物語館”を訪ね、鉈屋町界隈をぶらり歩いてきました。盛岡町家と共同井戸の懐かしい街並みをご紹介します。

盛岡駅から少し離れていますので、バスか車・タクシーでの利用がおすすめです。
・バス/盛岡駅東口からバスセンター(約12分・岩手県交通150円)
    バスセンタから鉈屋町界隈(約3分・岩手県交通150円)
・タクシー/盛岡駅東口から鉈屋町界隈(約10分)

鉈屋町界隈の魅力を“鉈屋町の歩き方”

「この地域の魅力は、寺ノ下寺院群の寺筋、町家が残る街道筋、舟運時代の御蔵、船橋跡の川筋と多様な暮らし文化が息づいていることです。

江戸時代から明治時代にかけて、北上川舟運の起点、奥州街道、宮古・遠野街道の城下玄関口として重要な場所でした。

川港・新山河岸から川原町には御番所、船宿、御蔵などが立ち並び、惣門周辺には大店が並びました。

一方鉈屋町は、街道筋の農村を背景に庶民的な商家が並び発展してきました。
また、湧水に恵まれ、青龍水、大慈清水の共同井戸、あさ開、旧浜藤の酒蔵が残ってきました。

明治23年に東北線盛岡駅が開業し、鉄道の時代を迎え、街の中心が北へ移ることにより、当時の町家が居住空間として残りました。」

※もりおか町家物語館内の大きな案内板“鉈屋町の歩き方”より

“鉈屋町の歩き方”

ここ案内所の受付で、「ぶらり鉈屋町マップ」(無料)をいただき、鉈屋町の見どころを教えて頂きましょう。当日オープンしているお店・施設を確認の上、ぶらり歩きしつつ“盛岡らしさ”を楽しんでみて下さい。

もりおか町家物語館(2階)

常居の高い吹き抜けと太い梁

懐かしい昭和期の電気製品でしょうか?

2階/テレビや電気釜など、懐かしい昭和期の電気製品

シンプルながら、何か品を感じる和室

2階/シンプルながら、何か品を感じる和室です

明治初期まで市内随一の「近藤」から「浜藤」が取得し、大正期に酒造りを復活。
現在は盛岡市が賑わい拠点施設として取得し、保存・活用しています。
隣は新築修景された望楼付き消防新番屋。

大慈清水(共同井戸)

平成の名水百選・大慈清水

大慈清水は、1991年に「平成の名水百選」に選定されています。

大慈清水は、江戸時代は湧水で、明治以降に大慈寺の境内から木管を通して共同井戸の水源としています。昭和51年に井戸に変わっています。

井戸は雛壇形式の箱で造られていて、上から順に飲み水、米研ぎ、洗い水、足洗いと用途が決められています。

大慈清水は、古くから生活用水として利用されてきましが、現在でも地元の人々が日常生活の水として利用しています。

また、観光客にも人気があり、盛岡市の観光名所の一つとなっています。
大慈清水に訪れた際には、ぜひ清らかな水を味わってみてください。

 

南部藩城下町の姿を今に伝える“もりおか町家物語館”

南部藩城下町の姿を今に伝える“盛岡町家”

新築修景された望楼付消防新番屋

もりおか町家物語館は、岩手県盛岡市にある地域歴史博物館です。
2014年7月28日に開館し、盛岡市の歴史や文化を紹介する施設として、多くの人々に親しまれています。

施設は、江戸時代から明治時代にかけて建てられた盛岡町家や酒蔵を改修して造られています。
当時の特徴的な建物や設備を残しながら、現代的な展示施設として生まれ変わりました。

館内は、4棟の建物で構成されています。

  • 母家(総合案内)/お休み処・喫茶、町家見学施設

もりおか町家物語館・母家(総合案内)

もりおか町家物語館・母家(総合案内)

「もりおか町家物語館」の名称にもなっている、“盛岡町家(もりおかまちや)”を移築再現した建物です。
道路と並行に屋根の棟を持ち、母家は街道側、奥に中庭・蔵が置かれます。

母家はふつう、街道側から奥まで貫通する「ろじ」に面し、「見世」「中の間」「座敷」の三間取りし、特に「中の間」は家長の仕事場・家の中心となっています。

  • 文庫蔵/縁の資料室(1階)、絵本の小部屋(2階)

    文庫蔵/縁の資料室(1階)

    文庫蔵/縁の資料室(1階)

    旧岩手川の酒蔵時代、文庫蔵は主に倉庫や資料室として使われていました。
    現在は、鉈屋町界隈ゆかりの著名人について紹介しています。
    2階は屋根裏造り風の絵本コーナーとなっています。

  • 浜藤の酒蔵/浜藤ホール・ギャラリー

    浜藤の酒蔵-2

    浜藤の酒蔵-1

    浜藤の酒蔵

    浜藤の酒蔵-2

    江戸時代から明治時代にかけて酒造りが行われていた酒蔵です。

    梁や柱などは当時のままに、木の温もりあふれるホールとしてリニューアルされています。

    ロビーでは酒蔵の歴史や昭和の記録映像をみることができます。

  • 大正蔵/SHOP &CAFF (1階)、GALLERY (2階)

    大正蔵

    大正蔵

    大正蔵は、大正時代に建てられた酒蔵を改修したスペースです。
    1階は蔵の特色や古い街並みをイメージし、盛岡の工芸品・銘菓・地酒・書籍等を販売。「松ぼっくり」さん人気の“アロニエジェラート”の販売コーナーがあります。
    2階では盛岡市所蔵美術品を中心に、定期的に企画展示をしています。

屋外の広場「風の広場」でも、イベントやワークショップの開催など、さまざまな催しが行われています。

※「もりおか町家物語館」のリーフレットから引用させていただきました。

※「盛岡町家
盛岡町家は、中庭を囲むように建てられた二階建ての木造家屋が一般的です。
中庭には、風通しや採光を良くするために、格子や吹き抜けが設けられています。
また、屋根は瓦葺きや茅葺きが多く、風情ある景観を形成しています。

もりおか町家物語館は、盛岡の歴史や文化を学ぶことができるだけでなく、さまざまな楽しみ方ができる施設です。

盛岡を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

もりおか町家物語館概要

もりおか町家物語館
〒020-0827 岩手県盛岡市鉈屋町10-8
電話番号/019-654-2911 FAX/019-654-2913

◉交通アクセス
バス 盛岡駅前から
【岩手県交通】「本宮線」、「川久保線」、「日赤経由川久保線」
各路線とも、所要時間約15分で「南大通二丁目」下車、徒歩約5分
その他、「飯岡線」、盛岡ループ「200」などの路線もあります。
タクシー 盛岡駅前から約15分

◉開館時間・休館日
9時~19時(入館は18時30分まで)
毎月第4火曜日(休日の場合はその翌日)
年末年始:12月29日~1月3日は休館

◉入館料
無料(一部企画展などは有料)
一部企画展などは有料の場合があります。

地図(Google Map)