最新情報
・6/2(日) 盛岡でチャグチャグ馬コの前祝祭を開催!
みちのくの初夏を彩る風物詩「チャグチャグ馬コ」を前に、チャグチャグ馬コ振興協賛会は6月1日、前祝祭を盛岡市のイオンモール盛岡南で開催しました。多くの家族連れが訪れ、記念撮影や馬との触れ合いを楽しみました。詳しくは→*1
・渋滞予想時間
下記時間内において警察による交通規制が行われますので、ご協力お願い致します。
①蒼前神社〜青山町周辺 8:00〜11:35頃
②夕顔瀬橋〜旭橋周辺 12:05〜12:55頃
③盛岡駅前〜開運橋周辺 12:35〜13:15頃
④大通〜内丸周辺 11:45〜13:45頃
⑤中の橋〜盛岡八幡宮周辺 13:15〜14:15頃
鈴の音色に包まれた祭り、チャグチャグ馬コの魅力
毎年6月の第2土曜日に、木々が濃い緑に覆われ水田に水が満たされる頃、約60頭の飾り付けられた農用馬が滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の中心にある盛岡八幡宮まで約14キロメートルを行進します。
一行は「チャグチャグ」というリズムで鈴を鳴らしながら、色とりどりの装束をまとって南部盛岡地域の初夏を彩ります。
この「チャグチャグ馬コ」と呼ばれる祭りは、馬産地として知られるこの地域で、家族の一員として大切にされてきた馬を祝う、非常にユニークで文化的に重要な行事です。世界的にも珍しいこの祭りは、民俗学的にも注目されています。
南部盛岡地域とチャグチャグ馬コの関わり→*2
“チャグチャグ馬コ”と鬼越蒼前神社との由来
鬼越蒼前神社は岩手県滝沢市に位置する神社で、その由来は非常に興味深い伝説に基づいています。
昔、ある馬が仕事中に暴れだし、滝沢の鬼古里山の峠まで駆け上がり、その地で命を落としました。地元の人々はその馬を手厚く葬り、その場所に祠を建てました。
これが鬼越蒼前神社の起源とされています。
この出来事から、毎年5月5日の端午の節句には、仕事を休み馬に飾りをつけて神社に参拝する習慣が始まりました。また、神社は明治24年(1891年)に現在の場所へ移転されました。
チャグチャグ馬コとは→*3
さらに、鬼越蒼前神社は「チャグチャグ馬コ」という祭りで知られ、多くの参拝者が訪れます。この祭りは馬を飾り付けて行列をなし、豊作と家畜の健康を祈るものです。
このように鬼越蒼前神社はその歴史的背景と地域社会における文化的重要性から、多くの人々にとって特別な場所となっています。
「チャグチャグ馬コ」は、日本の伝統と感謝を祝う一日
チャグチャグ馬コは毎年6月の第2土曜日に開催されます。今年(令和6年)は6月8日(土)に開催されます。
元々は旧暦の5月5日に行われていましたが、昭和33年に新暦の6月15日に変更され、2001年からはより多くの馬が参加し観覧できるよう現在の日程になりました。
この祭りは、農耕に使われる馬への感謝を表し、彼らの労をねぎらうことを目的としています。約60頭の農用馬が色とりどりの装束をまとい、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで約14キロを行進します。2023年6月11日には、コロナ明け3年ぶりに開催され、過去最高の18.4万人が来場し、盛大に賑わいました。
令和6年度チャグチャグ馬コ行進行事の開催について|盛岡市公式ホームページ
チャグチャグ馬コは、滝沢市・鬼越蒼前神社からスタートし、盛岡市盛岡八幡宮までの約14キロメートルを、チャグチャグと鈴の音を響かせながら行進します。
岩手銀行赤レンガ館前/13時40分頃
令和6年“チャグチャグ馬コ”行進行事は、6月8日(土)開催です。
◯開催日:令和6年6月8日(土曜日)
◯開催時間:午前9時30分 から 午後1時50分 まで
◯開催場所:滝沢市鬼越蒼前神社から盛岡市盛岡八幡宮までの約14キロメートル
◯内容:鮮やかな装束を身に纏った農用馬約60頭が滝沢市から盛岡市までをチャグチャグと鈴の音を響かせながら行進します。
◯主催:チャグチャグ馬コ保存会今年のチャグチャグ馬コ行進行事は、6月8日(土)に滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの約14キロの道のりをパレードします。
それに伴い、チャグチャグ馬コふれあいまつり・チャグチャグ馬コ写真撮影会・写真コンテストも開催となります。
■【行進ルート予定】
滝沢市蒼前神社(9時30分出発)→盛岡駅前(13時10分)→中の橋(13時40分)→盛岡八幡宮(13時50分到着)
チャグチャグ馬コ2024ルート
<順路及び通過予定時刻は下記の通りです。>
鬼越蒼前神社/9;30
滝沢市役所前/10;05
滝沢ニュータウン南側交差点/10;25
青山町盛岡ふれあい覆馬場プラザ前通り/11;10着、11;40発
天昌寺交差点/12;05
館坂交差点/12;20
夕顔瀬橋/12;35
材木町商店街/12;40着、13;00発
旭橋/13;05
盛岡駅/13;10
開運橋/13;15
大通り三丁目/13;20
大通り一丁目/13;30
櫻山神社/13;35
中の橋/13;40
もりおか啄木・賢治青春館/13;45
盛岡八幡宮/13;55
行進ルート、通過予定時刻等案内図 (PDF 2.8MB)チャグチャグ馬コ行進案内図
チャグチャグ馬コ2024ルートのビュースポット
①鬼越蒼前神社
鬼越蒼前神社は、岩手県滝沢市鵜飼外久保に位置する歴史ある神社です。この神社は、毎年行われる伝統行事「チャグチャグ馬コ」の参拝地として知られ、その行列の出発点でもあります。続く→*4
②滝沢市役所前
チャグチャグ馬コは、滝沢市役所のレンガの外壁前を壮大に行進します。そのすぐ向かいにあるビッグルーフ滝沢では、毎年さまざまなイベントが開催されます。ここでは、馬とのふれあいやチャグチャグ馬コポスター展、滝沢駒踊りなどの郷土芸能が披露され、地元のお土産や美味しいケータリングカーも出店します。続く→*5
③青山町・盛岡ふれあい覆馬場
盛岡ふれあい覆馬場プラザは、盛岡市県営体育館の裏に位置する歴史あるレンガ造りの建物です。この建物は1909年(明治42年)、第一次世界大戦の軍事強化が叫ばれる中、荒天時でも騎兵隊が馬の調教を行えるようにと建設されました。続く→*6
④夕顔瀬橋・旭橋
北上川の河川敷に咲く花々と岩手山を背景に、橋を渡るチャグチャグ馬コの行進をご覧いただけます。爽やかな風の音や川のせせらぎを感じながら、風景と共に楽しむことができます。続く→*7
⑤材木町商店街
材木町のメインストリートである全長430メートルの商店街を、チャグチャグ馬コが行進し、休憩地点としても利用されます。この通りは宮沢賢治ゆかりの地として「いーはとーぶアベニュー材木町」とも呼ばれています。続く→*8
⑥盛岡駅・開運橋
盛岡駅の滝の広場で休憩を取った後、チャグチャグ馬コは盛岡駅と街中を繋ぐ白く美しいアーチ橋、「開運橋」を行進します。続く→*9
⑦大通り・桜山神社
チャグチャグ馬コは盛岡中心部の大通り商店街を通過し、美しい石垣を右手に見ながら、盛岡城址公園内にある櫻山神社前へと行進を進めます。続く→櫻山神社は1749年(寛延2年)に創設され、盛岡藩を治め繁栄に寄与した南部家の四柱の神々が祀られています。「永続神」である初代南部光行公、「開拓神」である26代南部信直公、「安泰神」である27代南部利直公、そして「学問神」である36代南部利敬公が崇められています。チャグチャグ馬コの行進を楽しんだ後は、ぜひ櫻山神社を訪れ、ご参拝ください。
⑧中津川・中の橋
美しい盛岡の街中を流れる中津川は、小京都とも称される風情ある場所です。チャグチャグ馬コは、きらめく川のほとりで休憩を取ります。続く→*10
⑨盛岡八幡宮
チャグチャグ馬コは、スタートから約5時間かけて滝沢から盛岡までの約14kmの道のりを行進し、終点である盛岡八幡宮へと向かいます。続く→*11
参考サイト|行進行事 - チャグチャグ馬コ保存会公式ホームページ
交通規制の実施と安全対策について
チャグチャグ馬コ行進行事の開催では、行進隊列の通過時に交通規制を実施されます。市民や観光客皆様のご協力をお願いいたします。
チャグチャグ馬コに参加する馬は、非常にデリケートな動物であるため、行列での事故を防止するため、以下の事項が禁止されていますので御協力ください。
・大声やクラクションなどの大きな音を出す行為
・ドローンの使用
・車のライトの自動点灯※高架下通過時など
お車でお越しの方は、滝沢市役所前、ビッグルーフ滝沢前、滝沢総合公園駐車場が利用できます。
当日は有料シャトルバスが運行されます。
・9:50から満員次第運行します。
満員にならない場合、10分間隔で運行。最終は11時、7便の運行。
・運賃(片道)/大人 500円、小学生以下 250円、未就学児 無料
盛岡駅東口(16番バス停) 出発 |
ビッグルーフ滝沢 到着 |
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6:40 |
7:20 |
7:00 |
7:40 |
7:20 |
8:00 |
7:30 |
8:10 |
7:50 |
8:20 |
7:50 |
8:30 |
8:00 |
8:40 |
8:10 |
8:50 |
8:20 |
9:00 |
8:30 |
9:10 |
8:40 |
9:20 |
8:55(往路最終便) |
9:35 |
最終8:55盛岡駅発の便は、交通渋滞の状況により、ビッグルーフ滝沢への到着が遅れる場合があります。あらかじめ御了承ください。
ビッグルーフ滝沢 出発 |
盛岡駅(16番のりば) 到着 |
---|---|
9:50 |
10:30 |
以降満員になり次第出発 |
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11:00(復路最終便) |
11:40 |
※「有料シャトルバス」については、盛岡市のWEBサイトより引用しました。
令和6年度チャグチャグ馬コ行進行事の開催について|盛岡市公式ホームページ
今年も「チャグチャグ馬コてくてくツアー」開催
盛岡観光コンベンション協会は6月8日に「2024チャグチャグ馬コてくてくツアー」を開催する。これは、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで、華やかな装束をまとった馬が練り歩く伝統行事「チャグチャグ馬コ」を深く知るためのツアーである。詳しくは・・・→*12
ツアーは11時30分に出発し、13時に解散予定。
参加費は中学生以上2,000円、小学生1,000円、未就学児は無料で、事前申し込みが必要。
専用フォームと電話で受け付けており、定員は15人、申し込みは5月30日12時までとなっている。
*1:チャグチャグ馬コの行進行事は、滝沢市から盛岡市までの約14キロのコースで6月8日に行われます。この祭りをPRするため、会場には美しく装飾された4頭の馬が登場。買い物客はスマートフォンで記念写真を撮ったり、馬に触れたりして楽しみました。馬の顔に触れて喜ぶ人や、馬の動きに驚いて泣き出す子どもなど、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
6月2日には、同様のイベントが盛岡市のイオンモール盛岡でも開催されます。
*2:歴史的背景:南部盛岡地域では、馬が重要な役割を果たしてきました。特に江戸時代、南部藩(現在の岩手県一帯を支配していた藩)では馬の生産と飼育が奨励され、多くの馬が育てられました。馬は農業や運搬、さらには軍事用としても利用されており、その存在は地域社会の基盤を支えるものでした。
*3:チャグチャグ馬コ(チャグチャグうまっコ)は、岩手県滝沢市と盛岡市において毎年6月の第2土曜日に実施される祭り。滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮までの14キロメートルの道のりを、100頭ほどの華やかな馬具を纏った馬を連れて進行する。1978年に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、チャグチャグ馬コの鈴の音は、1996年に環境庁の「残したい日本の音風景100選」に選出された。
*4:特に元旦には、鮮やかな装束をまとった馬たちが、家内安全と五穀豊穣を祈願するために訪れます。この光景は、初夏に行われるチャグチャグ馬コとは一味違った、厳かな新春の風物詩となっています。
*5:このお祭りは、地域住民の方々はもちろん、観光客の皆さんにもチャグチャグ馬コをより深く理解し、親しんでいただける絶好の機会です。滝沢市役所前でのチャグチャグ馬コの行進を楽しんだ後は、ぜひビッグルーフ滝沢にも足を運び、さまざまなイベントを満喫してください。
*6:現在では、歴史的建築物として保存されており、市民の交流施設としてスポーツ練習やイベントなどができる多目的施設として活用されています。青山町の一角にあるこのプラザは、当時の面影を残しながら、チャグチャグ馬コの休憩と行進の場所としても親しまれています。
*7:さらに、情緒あふれる材木町の通りを歩く馬コの姿も見どころです。伝統と自然の美しさが融合したこのイベントは、訪れる人々に特別なひとときを提供します。
*8:4月から11月の毎週土曜の夕方には「よ市」が開催され、通りは歩行者天国になります。農産物や海産物、飲食物、地ビールやワイン、花や骨董品などが並び、観光客や地元の人々で賑わいます。城下町の風情が残る材木町商店街で、チャグチャグ馬コを楽しみながら、歴史と文化に触れてみてください。
*9:開運橋は「二度泣き橋」という別名でも知られています。これは、転勤で盛岡に来た人が「遠くに来たなぁ」と橋の上で涙を流し、時が経って次の転勤で盛岡を離れる際には、去りがたくてこの橋の上で再び涙を流すという由来からです。このような情緒あふれるエピソードを持つ開運橋を、華やかなチャグチャグ馬コの行進が彩ります。
*10:中津川は四季折々の魅力を楽しめる場所です。春には盛岡市役所のそばでしだれ桜が咲き誇り、夏には鮎釣りが楽しめます。秋には鮭が遡上し、冬には白鳥が羽を休める光景が見られます。この川は、いつ訪れても心に安らぎを与えてくれます。川の上には中の橋という橋が架かり、官公庁街と商店街を繋いでいます。ぜひ、この風光明媚な中津川のほとりでチャグチャグ馬コの休憩風景を楽しんでください。
*11:盛岡八幡宮は、1680年(延宝8年)に29代南部重信公によって建立されました。この神社には、第15代応神天皇の品陀和気命(ホムダワケミコト)が祀られており、農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源を守る神として、地域の人々から篤い信仰を集めています。
盛岡八幡宮は、信仰や祝い事の拠りどころとして、現在も年間を通して多くの参拝者で賑わっています。チャグチャグ馬コの行進の終点として、この神聖な場所を訪れるのは、地域の伝統と文化に触れる絶好の機会です。
*12:市民ガイドが盛岡駅東口を出発し、塩釜馬具店や宮沢賢治の短歌の歌碑がある賢治の井戸清水、盛岡城跡公園などの馬にまつわるスポットを巡り、もりおか歴史文化館前広場で解散する。参加者は解散後、自分の好きな場所で行進を見学したり、市内の観光を楽しんだりできるように設定されている。盛岡観光コンベンション協会のウェブサイトでは、ツアー前後の過ごし方の例も紹介されている。今年のツアーでは、出発時間を早め、行進が解散地点に到達する前に解散するため、参加者はツアー後に自由に観光を楽しむことができる。また、市内各所でチャグチャグ馬コに合わせた催し物も行われる。